
ここのところ天気が悪いせいか、関節が痛むのよね。



そうなんです。天気とリウマチの症状には関係があります。
リウマチは、低気圧、多湿、寒さによって悪化するため、梅雨や冬の時期は室温や湿度の調整したり鎮痛剤を使用して対応する必要があります。
この記事を読めば、天気が悪い時のリウマチとの付き合い方が分かると思います。
- 低気圧はリウマチを悪化させる。
- 多湿はリウマチを悪化させる。
- 寒さはリウマチを悪化させる。
- 梅雨や冬の時期は、室温や湿度の調整や鎮痛剤を使用して、無理なく過ごしましょう。
1. 天気が悪いとリウマチも痛む?


昔から、リウマチの関節痛や体調は天気の変化に影響されやすいと言われています。
これまでに日本で行われたアンケートでの調査研究では、「梅雨と冬の時期に痛みが強く調子が悪くなる患者さんが多い」と報告されています。
なぜ、梅雨と冬の時期にリウマチが悪くなるのでしょうか?それは気圧、湿度、気温が関係しているからと推察されています。
2. 低気圧はリウマチを悪化させる


雨が降る少し前に、「関節が痛む」「調子が悪くなる」と感じるリウマチ患者さんは多いのではないでしょうか?また、「関節が痛くなってきたから、これから雨が降るかしら」と天気予報のように予測される方もいらっしゃいます。
リウマチの症状は、気圧と関連することが分かっています。
ある研究では、病院に通院しているリウマチ患者さんのべ2万人のデータと気象庁の気象データを解析したところ、「気圧が低いほど、関節の腫れや痛みが悪化する」ことが報告されています。
よって、気圧の変わりやすい春や低気圧が続く梅雨の時期に、リウマチが悪くなりやすいのです。
3. 多湿はリウマチを悪化させる


リウマチの症状は、湿度と関連することが分かっています。
別の研究では、厚生労働省の情報データベースに登録されているリウマチ患者さん約20万人がいつから治療薬を開始したかを解析したところ、「5〜7月にかけて、生物学的製剤やメトトレキサートを初めて使用する患者さんが明らかに多い」ことが報告されています。
よって、春から夏にかけて徐々に湿度が高くなってくる梅雨の時期に、リウマチが悪くなりやすいのです。
4. 寒さはリウマチを悪化させる


リウマチの症状が寒さで悪化することは、日々の外来でもよく経験します。
特に、冬は朝の関節のこわばりが強くなったり、関節痛が悪化したりしやすい時期です。
5. 梅雨や冬の時期の過ごし方
このように低気圧、高湿、低温となりやすい梅雨や冬の時期は、リウマチの関節痛が悪化しやすくなります。
以下の点に注意しながら、四季折々の日本の気候の変化に対応して、リウマチと上手に付き合っていきましょう。
- 寒い時は手足を温めましょう。
- 手袋やホッカイロを使う
- カラダが冷えない服装が良い
- 指を動かすことで血流を良くする


- 空調や除湿機などを調整してみましょう。
- 一定の温度と適度な湿度に保つ


- 症状がつらい時は、無理せずに過ごしましょう。
- つらい時は安静を保つ
- 痛みが強い時は、我慢せずに鎮痛剤を使う


参考文献

